善光寺、須坂、小布施へ
こんにちは。「2019-12/26 長野電鉄で行く途中下車の旅 第3回目」です。前回、長電に乗車したものの長野市内しか紹介してないため、実質的には3回目にしてようやく本格的に途中下車の旅が始まるということです。旅の前置きが長くなってしまいましたが、1回目も2回目も、長野県の鉄道について触れるにはいい内容だったかなと思ってますから、よしとしましょう。
目次
長野駅から3駅。善光寺下駅で下車しました。立体交差事業によって地下化された駅のうち、地下駅は当駅が最後で、ここを出発すると地上に線路が上がります。善光寺下駅ももちろん長野大通りの下にあり、道路へ上がる道としては写真では左が善光寺方面、右は城東方面。
城東方面は住宅街ですかそこを東超えると北陸新幹線や信越本線(現:しなの鉄道)、長野車両センターが見えてきます。
善光寺下駅はもちろん善光寺の最寄駅として案内がされてますが、駅名に「下」が入るように善光寺までは坂が続いてます。それも徒歩10分のうち半分以上の間歩道がほとんど無く、勾配の急な坂を歩かなければいけないので足が不自由な方、年配の方がいる場合、あまりお勧めできません。長野駅から善光寺もそれほど遠くないし、バリアフリー・ノンステップ化を徹底したバスが高頻度で運行してますから、そちらを利用してもいいかもしれません。びんずる号というバスが運行されてます。これに乗車すると、写真で赤く丸がされてるあたりで降りて、徒歩10分です。(長電と変わらないかな…)
歩いて善光寺までの道を楽しみたいという人も道中、いろんな店があり面白いので問題無いと思います。
手前が善光寺側・奥が城東地区 善光寺へはこの写真の奥を向かいます。(急な坂が目印)
坂を登り終え、善光寺仁王門が左に見えてきます。ここらへんから、石畳の道が始まります。左へ行くと権堂・長野方面へ続くため右に曲がりましょう。善光寺山門の手前まで、いろんな飲食店やお土産屋が立ち並んでいます。私は何も買いませんでしたが、そばやおやき、野沢菜などをはじめとする長野県を代表するお土産はもちろん近年はクレープやおしゃれなカフェも続々オープンしており「古く新しい」実感を覚えることができ、楽しいでしょう。善光寺は朝早くから空いてるので、参拝客でずっと混んでるのかと思ってましたが、写真の通り私とその他数人しか歩いてませんでした。私は冬休みですが、とは言っても、平日でまだ仕事納めでもないのでこれぐらい人がいないのも当然なのでしょうか。しかし三が日初詣は毎年混んでます。
お参りを済ませたので、また善光寺下駅に向かって歩いていきます。混雑を避けたい人は平日のこの時間帯に時間を作って行くといいかもしれません。
三枚全て善光寺の仁王門辺りで撮影しました。仁王門と山門の商店が立ち並ぶ通りはもちろん自動車は進入してきませんが、仁王門と善光寺下駅の間は、善光寺への連絡道路であると同時に住民の生活道路でもあり道幅も狭く、交通量も多いので通行には気をつけましょう。
善光寺についてはホームページをご覧になってください。
- 須坂市内
善光寺下駅に降りてきました。これから、9時58分発 普通 信州中野行で、途中の須坂まで向かいます。
終点 湯田中駅から行くことができる、志賀高原の宣伝もバッチリです。私はおととし(2018年)の夏に、行きました。雨ではありませんが、あいにくの曇り空で晴天の日は北アルプスまで見渡せるそうですが、残念ながら見ることはできませんでした。しかし、志賀高原のお店の人に聞きましたが、志賀高原で晴れて、北アルプスを見渡せる日は年に数回しかないとの話を聞きました。これがその時の写真です。
さらに、電車到着の前に、特急ゆけむり号も通過しました。長野電鉄は特急が接近放送なしに通過しますから、お気をつけください。
善光寺下駅を過ぎると坂を登り地上に出ます。本郷、桐原、信濃吉田駅を過ぎて、北陸新幹線の線路を潜り、しなの鉄道の線路を跨ぎます。ちなみに、信濃吉田駅と北長野駅の間は徒歩4〜5分の距離です。接続は考慮されてないと思いますが、何かあった時のために使ってみるのもいいかもしれません。朝日駅や信州大学の附属中学の敷地内にある附属中学前を過ぎ千曲川を渡る前に、車窓から北信五岳と呼ばれる山々を見渡せます。北信五岳とは長野盆地(善光寺平)から望める妙高山、飯縄山、斑尾山、黒姫山、戸隠山の総称でどの山もスキーや観光地で有名ですから一度は聞いたことがあるかもしれません。この総称は、江戸時代から使われたと言われてますから、相当古くから名があるのですね。
須坂駅に到着です。かつては親戚が住んでいたため、数回訪れたことがあり今回寄るつもりはありませんでしたが、善光寺滞在の時間を前倒し一本早い電車に乗ることができたので、30分ほど滞在します。須坂駅は東口に飲食店や商業施設があります。イオンや長野県内に展開する書店チェーン・平安堂、少しいったところにはこちらも長野県内で有名なツルヤがあります。コンビニは西口にファミマがあり、東口は末広町通りを少し行ったところにローソンがあります。私は須坂駅は須坂市内でも結構町外れのところにあると思います。総合病院や市役所などの行政施設臥竜公園は須坂駅よりも南にあり、須坂市の南の方が中心的な役割があり栄えてるのではないかと思います。でも、臥竜公園など町の中心部に行くにはバスやタクシーがお勧めです。臥竜公園より南下し、いずれは菅平に至る国道406号線沿いには、「関谷温泉 湯っ蔵んど」もあります。
湯っ蔵んど→長野県最大級の日帰り温泉施設 - 食と癒しの 信州須坂 湯っ蔵んど
- 小布施
10時54分発 普通 信州中野行で、小布施へ行きます。須坂駅は車庫が併設されており、当駅始発の電車も数多く設定されてます。長野発信州中野行(又はその逆)のような電車も終日運転されてますが、沿線人口の多い長野ー須坂間はその倍近く本数があります。
小布施に到着です。つぎは11時55分の特急に乗車します。
小布施は日本でも有名な栗の産地で、町内には数百年の歴史がある栗菓子屋が多くあります。栗の栽培は近年、日本でもいろんなところで行われています。なぜ、小布施が栗の産地として有名になったのでしょうか。小布施の栗栽培は中世から行われてたとの記録があり長い歴史があります。町内の南を流れる南を流れる松川が作り出した扇状地と水はけのいい土地がのちに、将軍家へも献上される栗を実らせました。戦後蜂が木を枯らした影響で栽培農地は大幅に縮小しますが、町内の有志が栗の生産率を上げようとしたうえ、町にある北斎館への利用客増加もあり栗が注目を浴びました。再び栗の栽培が活発に行われ、今日もその栗を求めてたくさんの観光客がやってきます。
土日は観光客が多いですが、平日のこの日は閑散としてました。今日は長くなりましたが、この辺で終わりたいと思います。次回は湯田中へ。