こんにちは。今日から投稿を始めます。【家で鉄道旅行シリーズ】
今日の昼ごろに唐突ながら2時間30分のアンケートで、出発地をどこにするかと言うことを決めてもらいました。
その結果同率で、東京と北海道稚内市が1位に。今回の旅の出発地は稚内駅、目的地は東京駅ということになりました。
ではさっそく、稚内へGo!
目次
稚内駅→旭川駅
稚内の朝は早い!6時発の特急
ここは日本最北端の地・稚内市です。写真にある稚内駅が日本で一番北にある駅となっています。
かつては稚内から更に北上した稚内港まで鉄道が伸びていましたが、今は廃止となっています。
今記事のルートを案内します。
当駅から旭川まで結ぶ宗谷本線にまず乗車。旭川からは東にある網走に向かうため石北本線。
稚内から乗車するのは、6時36分発特急サロベツ2号旭川行です。
使用されてるのはキハ261系の4両編成です。
一番前が自由席の4号車、指定席の3号車と2号車、一番後ろがグリーン車と指定席です。
比較的新しい車両なので普通車でも快適ですが、今回は3時間以上の乗車ということでグリーン車を選択。
沿線の見所
途中の停車駅は南稚内・豊富・幌延・天塩中川・音威子府・美唄・名寄・士別・和寒です。
次の南稚内ですが稚内市の中心部は南稚内駅でこっちの方が栄えてます。
サロベツ湿原のある豊富や、黒い駅そばがあることで有名な音威子府駅。
名寄駅から南(旭川方面)は沿線人口も多く、本数も倍近くになります。
この宗谷本線ですが来年の2021年には10駅の廃止が予定されてるのだそうです。JR北海道は経費削減のため、毎年利用の少ない駅を廃止していますが、一つの路線で10個も一気に廃止予定だと聞き非常に驚いてます。
JR宗谷線、廃止方針の13駅全リスト。2021年3月廃止へ | タビリス
旭川市内中心部に入り網走からやってきた石北本線と合流して、真新しい2008年に完成した高架線を登ると旭川駅に到着です。
札幌より北の地域は一度たりとも行ったことないので、この周辺のことは私が持ってる鉄道と地理の知識だけで解説してるのですが、
旭川駅は高架化後大変いい立派な駅舎になったと思います。
市内を見ても基盤の目の形をした道路や建造物などYouTubeやネットで見ててもその良さが伝わってきます。
旭川駅では2時間後に出発する、特急大雪1号網走行まで時間があります。駅近くのイオンも良いですし旭川ラーメンを堪能するのもありでしょう。流石に旭山動物園は行けないか……
旭川駅→網走駅
石北本線と宗谷本線
旭川駅からは再び来た方向を戻ります。ん?来た方向を戻る?
だからといって稚内に戻るのではありません。
なぜなのか。路線図を見れば分かります。
さっき宗谷本線(赤線)を辿って旭川に到着しました。実は今から乗車する石北本線は新旭川から分岐してるものなので、再び宗谷本線を新旭川まで通ってそこから網走方向に分かれることになってるからです。
特急大雪
やってきました。キハ183系の特急サロベツ号です。国鉄末期の1985年にデビューしたディーゼル特急です。高速化による時間短縮をもたらした特急でした。函館本線や根室本線の第一線からは退いてるこの車両ですが、石北本線ではまだ健在です。
列車名の特急大雪号ですがこれは、沿線にある大雪山が由来だそうです。
旭川ー網走間を走行する特急が大雪号、札幌ー網走間がオホーツク号です。
今は旭川ー網走間の運行がメインですが、かつてはこんなことがありました。写真をご覧ください。
実は2017年3月までは札幌まで全ての特急がやってきてました。
雪が降って遅れが大きく波及したら大変ですからね。
旭川で運行形態を分断!(でも1日1往復だけ札幌行きがあります。)
山越えや日本一長い駅間も?
石北本線で旭川を出発。すぐに旭山動物園の最寄駅である北日ノ出駅が見えてきます。しかし最寄とはいえ電車の本数は非常に少ないので、バスや車の方が圧倒的に便利です。
上川町に入り上川駅に到着。ここには、有名な(?)氷の美術館があります。
上川を過ぎると峠越えの区間に入り本数も激減します。上川の次の駅は白滝なんですが、この区間の距離はなんと38km!
一駅先まで40 kmですよ。山岳地帯ってのもあるのですがこの間には路線開業時から5駅も廃止されてます。
元々は上川の次は天幕・中越・上越・奥白滝・上白滝と続いたのですが、2016年までに全て廃止となりました。
特急で次の駅まで40 kmあるのは分かりますがこれが普通列車も起こってることなので驚きです。
そして方向転換
白滝駅に停車。次の遠軽では進行方向が変わるので、座席の向きを変えましょう。停車時間が長めに取られてるので飲み物も買えますが、乗り遅れには気をつけて。次に見るものといえば知ってる方も多いと思いますが、常紋トンネルです。
このトンネルは、距離が500mなのですが、大正時代ということで技術上の問題なのか完成まで2年もかかりました。その工事を行ってた人が、本州から集めた労働者を過酷な環境で働かせ、完成までに100人近い死者を出したそうです。時は流れ1968年。この年に十勝地震が起きました。トンネルの耐震工事をしていたところ、壁から人骨が見つかったのです。
こうして工事の際に、体罰として死体を壁に埋めていたのではないかという都市伝説が生まれました。
立派な都市鉄道トンネル
トンネルを抜け、次の大きな都市は、北見駅です。その前には北見トンネルというトンネルがあります。
また怖い話なのか!違います。このトンネルは北見市の地上に線路があった時代に、踏切や煙などが街に影響を及ぼすということで、1960年代の終わりに、1.2kmが地下化されました。
大都市で立体交差事業が盛んに行われてますが、初めての事業が北見トンネルだったんです。意外ですね。
網走まで
北見を出ると、女満別に到着。周辺には有名なメルヘンの丘や女満別空港があります。
次はいよいよ網走です。到着は16時35分になりました。
これから釧路まで行くこともできますが、夜遅くなってしまうので今日は網走で泊まることにしましょう。
駅前には、東横インなどがありますが、スーツさんが紹介してた民宿ランプという場所もあります。
YouTube→ https://youtu.be/GKYIf6dksp4
この日はジンギスカンでもいただくことにしましょうか。次回もお楽しみに!
画像
稚内駅→説明文日本語: JR稚内駅(駅ビル「キタカラ」) 日付ー2016年10月2日、09:10:40 ソースー自身の仕事 著者ー小石川人晃
キハ261系→説明文英語: JR北海道KiHa 261系DMUは、白石駅から苗穂駅までの函館本線のスーパー宗谷2特急(列車番号2032D)にSE104をセット 日付ー2010年2月4日 ソースー自身の仕事 著者ーTennen-Gasさん
キハ261系グリーン車の写真→キロハ261-201の特別(グリーン)客室 日付ー2017年8月13日17:39:24 ソースー自身の仕事
著者ーIRishikawa521さん
旭川駅→JR旭川駅の北口駅舎 日付ー2017年8月27日、08:35:14 ソースー自身の仕事 著者ーミスター0124さん
キハ183系→著者の方は、自身の著作権を放棄したため画像を使用する権利を得ました。
北見駅→北海道北見市、石北本線北見駅 日付ー2019年9月13日、12:59 ソースー自身の仕事 著者ー切干大根さん
メルヘンの丘→北海道大空町・メルヘンの丘 日付ー2011年9月24日 ソースー自身の仕事 著者ー663ハイランドさん
カメラ ソニーSLT-A5 レンズ:ソニーSAL1680Z(カールツァイス)
月間大賞にも選ばれた写真だそうです。
網走駅→網走駅、北海道網走市
カメラ:Sony SLT-A55V
レンズ:Sony SAL1680Z(Carl Zeiss)
日付ー2011年9月24日
ソースー自身の仕事
著者ー663ハイランドさん