こんにちは。ほとんどの方がご覧にはなってないと思いますが、私の昨日このようなことを言いました。
5月4日に今月いっぱいのコロナウイルスに対する方針を固めて発表するとありました。コロナの規制緩和や感染者が減少に向かうのならば、妄想旅行シリーズの投稿日数や頻度も改める必要があると思ったのですが、緊急事態宣言の延長もほぼ確定したことだと私は思ってます。最終目的地が東京であることには変わりありませんが、これから東海や西日本など大きく遠回りしてから、東京に到着する行程を組みたいと思ってるので、よろしくお願いします。
目次
今回の旅
今日は、昨日の目的地である秋田からいなほ号に乗車して新潟駅を目指します。この日の旅は新潟で終了ではなく、金沢になりますが、それは明日にお送りします。
新潟へ(いなほ8号)
まず向かうのは新潟駅です。昨日青森ー秋田間の特急はつがる号でしたが、この先秋田から新潟の羽越本線には特急いなほ号が走ります。
運用に入るのはE653系です。E653系は2000年代初頭に常磐線特急としてデビューしてからJR東日本のあらゆる路線の運用をこなす万能型の特急でもあります。
今は常磐線の運用から退きましたが、信越本線や羽越本線などで活躍しています。
豪華なグリーン車を持ったE653系
きのうのE751系のように、レアな車両という訳ではありませんが、いなほ号は車内に特筆すべきことがあります。
それはグリーン車です。鉄道に詳しくなくても「指定席」「グリーン車」ぐらいの区別の付け方はご存知かと思います。
わからなければこれを→【家で鉄道の妄想旅行#1】きっぷについて解説 - Kiyublog
いなほ号のグリーン車はJR東日本管内の特急ではトップクラスに快適で素晴らしいグリーン車を持っています。
特急や新幹線の座席というと、後ろの人に気を遣って座席を倒したりしなかったり、前の人の座席の使い方を不愉快に思ったりするのはよくあることですが、いなほ号のグリーン車においてこのようなことが起こるのはあり得ません。
グリーン車のなか
それは座席が列ごとに独立しているからです。一般的な新幹線や特急車両は前の座席の背後に自分が使うテーブルがあると言った形ですが、いなほのグリーン車は座席と座席の間に、壁を設置することでテーブルの使いにくさや座席を倒すのに気を遣わず済むのです。
さらに壁は個々の座席の前後に設置されてるため、すべての座席が一番先頭であり一番後ろであります。
YouTuberのお二人が動画にしてます。
ドリチソさん→https://youtu.be/HQL3YNHw7FA
スーツさん→https://youtu.be/OK6uWkUrBAI
いなほ号について
いなほ号はもともと、上野ー羽越地方を走行する特急でしたが、上越新幹線の開業により新潟ー秋田間の運行に改められました。
つがる号と違い日本海沿岸のすぐそこを走るため、水害や強風・大雪による遅延に巻き込まれやすく、途中駅からバスの代行で移動するなんてこともよくあるようです。
列車名のいなほ号は、日本有数の米どころである庄内平野が由来だそうです。
羽越本線沿線
いなほ号は羽越本線を全線に渡って走りますから、沿線の案内はこの特急にさえ乗れば済むようなものです。
いなほ号の途中の停車駅は羽後本荘・にかほ・象潟・遊佐・酒田・あつみ温泉・府屋・村上・坂町・中条・新発田・豊栄です。
秋田ー新潟間は275kmあるので、この停車駅数が果たして多いのかは分かりませんが、常磐線や中央本線・北陸本線のような主要幹線を走る特急と比較した時は多く感じるのではないでしょうか。
羽後本荘のある由利本荘市や酒田市・新発田市のように県を代表する市で人口も多い駅に停まるかと思えば、にかほ市や庄内町のように人はたくさんいますが、前者には及ばない街にも停車するような特急です。
羽越本線も日本海縦貫線を形成する重要な本線であることは承知済みですが、どこかローカルな雰囲気が漂います。
海のすぐそこを
羽後本荘駅を出発すると、少し北に進路を変えて、3つ先の遊佐駅までは海のすぐ近くを走ります。この間には仁賀保や象潟がありますが、どちらも駅のすぐ近くに海が見えます。
遊佐駅から
遊佐駅を出発すると次からは酒田・余目・鶴岡と、羽越地方でも大規模な駅が続きます。庄内平野を走るこの区間では、春に田植えが始まり、秋の実った稲刈りを行う時まで特に美しい景色を楽しめます。海沿いには庄内空港があります。
再び海沿いへ
鶴岡駅を出発すると、再び海沿いを走ります。
さっきも羽後本荘から遊佐にかけて海辺を走行しますが、今度は新潟県村上までと何倍も長い距離を走ります。ここの区間で水害や強風にあってしまい、遅延を発生させる原因になってしまうのでしょう。
あつみ温泉や府屋に停車して村上に到着です。
越後平野を快走
村上から今度は越後平野の真ん中を走ります。今までカーブや坂に足を取られていたE653系もこの区間はいよいよ120km/hと最高速度を発揮します。日本一の米生産量を誇る越後平野は村上から新潟までのそこそこ長い間。いや、それより先まで続きます。
村上の次は坂町に停車します。ここからは米沢まで山中を貫く米坂線に乗り換えられます。
列車は村上市から胎内市(たいないし)に入ります。胎内市は中心部でかる中条駅のみに停車します。南には胎内スキー場もあります。
白新線へ
新発田駅からは白新線に入ります。白新線内では、豊栄のみ停車します。
この二つ先に行った新崎からは新潟せんべい王国という面白いところに行くことができます。
東新潟駅には上越新幹線の車両基地があります。ここから新潟駅までは新幹線の回送線と並走します。
しかし並走するのは新幹線だけではありません。
新幹線車両基地に並び今度は進行方向右側に、在来線の新潟車両センターが見えます。
ここには上沼垂(かみぬったり)信号場があります。ここを渡ると新津からやってきた信越本線と並び、新幹線・信越本線・白新線を含めて計3複線。高速道路に例えるならば片側3車線の状態で、新潟駅へ滑り込みます。
新潟駅
新潟駅の2018年に完成した新しい在来線の高架ホームに到着。すごいのは新函館北斗と同じく、いなほ号が到着するホームから階段を使わずに新幹線に乗車できることです。
いなほ号が新潟駅に到着する同時間帯に出発する新幹線はほとんどが、向かい側のホームに待ってることでしょう。
画像
秋田駅東口駅前広場より。2020年2月には従来の新幹線利用客向け駐車場(こまち駐車場)跡地に学生向け高層アパート 『ディークレスト秋田駅前』が竣工した。
日付ー2020年3月28日、09:19:30
ソースー自身の仕事
著者ー奪茶さん
ツシラサワさん
一等三角点「月山」
日付ー2010年9月5日
ソースー自身の仕事
著者ーチーフヒラさん
羽越本線・由利高原鉄道鳥海山ろく線、羽後本荘駅(秋田県由利本荘市)
日付ー2018年6月3日13:04:09
ソースー自身の仕事
著者ー奪茶さん
遊佐駅舎
羽越本線遊佐駅駅舎
日付ー2019年8月15日、13:34:13
ソースー自身の仕事
著者ーたこ焼き0815さん
あつみ温泉駅の駅舎外観
日付ー2019年4月29日、10:36:17
ソースー自身の仕事
著者ー復活10さん
新潟県村上市、羽越本線、村上駅
日付ー2008年4月10日
ソースーja.wikipediaからCommonsに 転送されました。
著者ー元のアップローダーは日本のウィキペディアのBakkaiでした。
JR東日本の中条駅。東口(以前の入り口側。橋上化により東西口ができたため。)。
日付ー2018年8月6日14:17:32
ソースー自身の仕事
著者ーしっぽさん
新発田駅舎(2017年9月)
日付ー 2017年9月1日、16:42:07
ソースー自身の仕事
著者ーHksn127さん
新潟車両センター敷地内
日付ー2007年5月6日
ソースー自身の仕事
著者ーダマサさん
新潟市中央区。新潟駅万代口広場のパノラマ写真。2013年6月9日に撮影後、photoshopにて合成。
日付ー2013年7月4日、11:39:21
ソースー自身の仕事
著者ーDAI-nkさん
サムネイル
あつみ温泉「温海川」
日付ー2009年9月26日
ソースー私のファイル
著者- Seaman2107(話)10:16、2009年9月26日(UTC)
新潟市の提供