こんにちは。ここは和歌山県白浜駅です。今日の10時ごろから、町内にあるアドベンチャーワールドを楽しんでいましたが、そろそろ新宮方面に足を進めることにします。
乗車するのは14時45分発、くろしお11号です。
目次
白浜町はどんなところなのか?
このブログでは、あくまでも鉄道や交通機関に乗車した時の事を記事にするのが中心のため、観光案内は意図的に控えていましたが、白浜町については、開設を入れようかなと思います。白浜町は一言でいうと、どの分野の産業も栄えているところです。
マグロ漁業といった水産業、農業もそうだし、なんといってもアドベンチャーワールドを始めとした観光資源が豊富なところです。姉妹都市がアメリカのハワイだそうです。
連携するのもおかしくないですね。
287系はどんな車両なのか
(287系)
白浜駅二番線に入線したのは、くろしお11号の運用に充てられてる287系電車です。
287系についてもここで説明しようと思います。
287系は2012年に当紀勢本線に投入されました。ちなみに2009年に北陸本線でデビューした683系と基本は同じ設計・性能となっています。
(683系)
283系との違い
私が昨日までに紹介した283系とは同じ区間を走りますが、性能の差を見ていきましょう。
(283系の記事)
【家で鉄道妄想旅行#15】オーシャンアロー283系のくろしお号 新大阪駅→和歌山駅 - Kiyublog
第一に283系には振り子機構がありますが、287系は一切そういったものは取り付けがありません。
振り子装置というのは、カーブに差し掛かるとき列車を何度が傾斜させることで、高速運転ができるようになっています。
しかし287系はそういったものはなく、車体の低重心化でカーブも283系同等の速度で走っています。(本当は283系より全線の所要時間が6分ぐらい遅い)
白浜を出発
列車は白浜を出発。次の停車駅は周参見で、串本・古座・太地・紀伊勝浦・新宮と続きます。
次の紀伊富田を通過すると、次の周参見まで山岳地帯が連なります。白浜まで山こそ見えましたが、どちらかというと山と海の間にまだ町があるようなところでした。
しかしこの区間は、海岸線すれすれまで山や崖が際立つところなので、トンネルを掘って貫いてるということです。
面白い鹿除け方法
周参見を出発。ところでこの駅名をなんて読むかですが、「すさみ」と読むそうです。
考慮や気配りからなのか、町名もすさみ町とひらがなになっています。
この区間は山が迫っていることが要因となり、鹿の出没が多くなっています。
やーい!やーいww
あっちいけ!
そこでJR西日本が発案した鹿除け策がライオンの糞です。
沿線にあるアドベンチャーワールドで飼育されてる動物の排せつ物を線路わきに巻くことで、においから近寄らないと期待されてましたが、一時的にな対策に終わったようです。
本州最南端の区間へ
列車は主に右にカーブを切りながら、南下します。次の停車駅である串本駅は本州最南端の駅として知られています。
東西南北の端にある駅というと、日本全国基準の端しか注目されてないからこそ、目をやるのも面白いですよ。串本と同緯度にある地域として、高知県の室戸岬や福岡市が挙がります。
台風銀座
紀勢本線は災害があるたびに不通となることが多いですね。特に和歌山県最南部は「台風銀座」と呼ばれています。過去何十年で台風が上陸した回数が全国二位なんだとか。
大昔になりますが伊勢湾台風を始めとした歴史に名を残す台風もたくさん来てるようです。
南端を抜けて
串本駅に到着。ここが日本最南端の駅です。ただ今の時刻は15時40分です。
串本も人口が五桁あるためこの周辺では大きな町でしょう。市街地は串本から太平洋に突き出るようして広がっています。
次は古座に停まります。
地震対策はどうなっているのか?
最近大地震が起きると騒いでいますが、本当に南海地震が来たら紀勢本線沿線は全国の中でもトップクラスの被害が生じると予測されてます。
そのためこの区間は他路線よりも念入りに、対策を行っています。
串本からこれから向かう紀伊勝浦間でだと、避難誘導標や浸水区域・避難場所が記載されてます。そのうちこの区間は海抜も低いため、コンクリート製の降車台が設置されてます。地震の被害を最小限に抑えられれば良いですね。
北上
次の古座駅も串本町にあります。近くを流れる古座川はカヌーの川下りで有名です。
これは全国でも知ってる人が多いのではないでしょうか。
次の太地駅がある太地町も歴史あるところです。なぜならここが捕鯨文化発祥の地だからです。
近年捕鯨は世界各国で論争が巻き起こっているため、捕鯨文化について肯定か批判の意見をここで話すのは好ましくないので、紹介はこれぐらいにしておこうと思います。
特急が二倍走る区間へ
紀伊勝浦駅に到着。ここもまたマグロ漁業が有名な地域です。ここもというよりは和歌山県は全般的に漁業が盛んでしょう。名前は控えますが、とあるYoutuberがこの駅前にあるマグロ料理店を紹介してました。
紀伊勝浦の次は終点・新宮です。この区間は今までよりも特急列車が増えます。
関西地区から今まで乗ってきたくろしお号は新宮まで向かいます。
一方、逆方向の名古屋から運行されてる特急南紀号は三重県を通り新宮駅を超え、紀伊勝浦駅止まりとなっています。
つまりこの区間は二つの特急が重複しているのです。
新宮に到着
途中那智の滝がある那智駅も通りながら、列車は新宮駅に到着しました。
新宮市は人口2万5千人を有する都市で、和歌山県だけでなく紀伊半島全体で一番規模が大きいところです。最盛期には5万人近くいたそうです。
駅もかなり立派で駅構内に広がる留置線なんかを見ると、昔から交通の要衝だったことがうかがえます。
すぐ東側・熊野川を超えるとそこは三重県です。和歌山県最東端の街なのです。
さいごに・次回
今日は新宮駅前で一泊して、明日の9時ごろに出発する特急南紀号・名古屋行に乗車します。お楽しみに。ありがとうございました。
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