こんにちは。ただ今の時刻は14時29分です。
前回は和歌山県の新宮駅からJR特急南紀号に乗りましたが、今回は下車した松阪駅から近鉄特急で名古屋まで行きます。松阪で降りた理由はそれだけです。
前回の記事
目次
近鉄特急とは
近鉄特急という列車名が存在するのではなく、これは大手私鉄・近畿日本鉄道が運行してる特急列車の総称にすぎません。
近鉄はよく世間の話題になるような面白く遊び心ある車両を色々と走らせています。
ここ数年間にできたものだと、名阪各地から伊勢を結ぶしまかぜ号や、ちょうど3月にデビューした名阪間の最速達列車・ひのとり号があります。
列車名がない!?
近鉄特急は列車名がほとんど案内されません。「しまかぜ」「ひのとり」と名前自体はあるのですが、駅や時刻表ではただ「特急」と掲載されるのがほとんどです。
松阪駅を出発
特急の説明を軽くしたところで、そろそろ出発したいと思います。
この近鉄山田線には30000系電車と21000系の二つが運行されてますが、両数の関係から21000系だと判断しました。
21000系
21000系は平成になった直後に製造された車両です。かつては大阪ー名古屋間での運転が主流でしたが、最近ではこの列車のように伊勢への運用もこなしているようです。
この車両の特徴は今までの近鉄特急の常識を覆した、革新的な面があらゆるところに見られることです。
車内や設備はその後にデビューしたいろんな車両にも継承されています。
近鉄の路線
近鉄は日本一私鉄として路線距離が長い鉄道会社です。
名阪間はもちろん、京都や奈良、伊勢各地のあらゆるところに鉄路は伸びています。
その距離は501㎞。東京ー京都間に匹敵する長さです。
そのうち、松阪を通っている路線が近鉄山田線です。
山田線
山田線は三重県のほぼ真ん中にある伊勢中川駅から松阪や伊勢市を通り、伊勢志摩の区域に至る路線です。
伊勢中川からは二手に分かれる大阪線と名古屋線を介して名阪各地に特急や急行列車を走らせています。
伊勢中川
列車はJR紀勢本線と交差して北に向かいます。10分ちょっとで伊勢中川に到着。ここからは進路をやや東側に変えて名古屋線に入ります。途中には津駅や四日市駅もあります。左に見えるのは大阪線の線路です。
名古屋線に入りましたがどうやら川を渡った線路が合流してきました。
これは大阪線と名古屋線の線路を直接結べるようにするため建設されました。
この短い線路ですがこれだけで記事が一本作れてしまうので、これぐらいに留めます。
名古屋線
再度お伝えしますが、列車は名古屋線に入りました。近鉄で一番か二番に収益を上げてるこの路線は、名阪特急や伊勢特急なども盛んに往来しています。
津市内へ
伊勢中川を出たと思えば、すぐに津駅に到着します。この特急の停車駅はこれから津・白子・四日市・桑名・名古屋と続きますが、すべて10分おきに停車しています。
JRと近鉄は競合しているのか?
また「JRと近鉄が並走してる(ここ重要!)」ため、利用客が二手に分かれます。
どっちが便利?(名古屋ー津で比較)
JRと近鉄じゃ、所要時間は10分ぐらいしか大差はありませんが、
運賃は200円近鉄の方が安く、
本数も両数も圧倒的に近鉄の方が多いため、
「今から乗るか」ですぐに行けるのは近鉄です。(一時間の列車本数 JR-2本から4本 近鉄ー10本近く)
(ちなみに津から名古屋はJRではなく、津から途中の河原田までは伊勢鉄道です)
四日市に到着
四日市に到着。四日市は三重県で一番人口が多い都市です。海沿いにはコンビナートや様々な工場が立っています。
戦後近鉄四日市駅は、少々離れたところにある国鉄(現JR)四日市駅にも乗り入れてたのですが、それだと急カーブばっかり発生して、列車の運行に支障が出たため、比較的直線上に線路を敷ける今の駅に移動したのでした。
しかし今もJRと近鉄の線路自体は繋がっています。
木曽川を渡り愛知県へ
列車は桑名駅に到着。ここが三重県最後の停車駅です。養老鉄道と三岐鉄道の起点でもあります。
同時に長良川も超えます。長良川と木曽川の間にある三角州が桑名市長島で、南には長島スパーランドがあります。
愛知県へ
愛知県内に入るとすぐに弥富駅を通過。他にも蟹江町といった大きな場所もありますが、愛知県内の駅は全部通過。次は名古屋です。
横からJR線路が近づいてきました。車内放送がかかり線路は地下へと潜っていきます。
名古屋に到着
15時30分ごろ、定刻通り名古屋に到着。今日は名古屋が最終目的地です。
明日は名鉄線に乗車します。お楽しみに。ありがとうございました。
画像出典
JR東海、近畿日本鉄道の松阪駅中央口。
日付ー2018年1月12日、12:15:09
ソースー自身の仕事
著者ー切干大根(切干大根)
21000系
近鉄21000系作者:Oka21000出典:個人による作成
外観
日付ー2010年10月
ソースー個人撮影
著者ーoka21000さん
近鉄-2008 /近畿日本鉄道(編) 『近畿日本鉄道100年のあゆみ』、近畿日本鉄道、2010年
2008-2015 / 『鉄道要覧』各号
東武-1960 /東武鉄道年史編纂事務局(編)「東武鉄道六十五年史 」 、東武鉄道、1964年
-1996 /東武鉄道社史編纂室(編) 『東武鉄道百年史資料編』、東武鉄道、1998年
1997-2015 / 『鉄道要覧』各号
名鉄-1990 /名古屋鉄道広報宣伝部(編纂) 『名古屋鉄道百年史』、名古屋鉄道、1994年
1993-2013 /名鉄120年史編纂委員会事務局(編) 『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年
1991-1992、2014-2015 / 『鉄道要覧』各号
日付ー2016年5月11日
ソースー自身の仕事
著者ーButuCCさん
近鉄人伊伊勢中川駅 4・5番ホーム南端より撮0.2006 / 11月4日投稿者が撮影
日付ー2006年11月4日
ソースーja.wikipedia から転送
著者ー元のアップローダーはja.wikipediaのTawashiでした
津駅西口
三重県津市にある、津駅西口(近鉄名古屋線津駅)。
日付ー2015年9月15日
ソースー自身の仕事
著者ー名中みゆきさん
四日市コンビナート夜景
夜の四日市の工場の建物。
日付ー2016年11月5日19:29
ソースー四日市の夜3
著者ー日本からのot0rip 604
桑名駅
東海旅客鉄道関西本線、近畿日本鉄道名古屋線、養老鉄道養老線桑名駅東口駅舎
日付ー2012年8月26日
ソースー自身の仕事
著者ー東京特許許可局さん
近鉄株式会社、近鉄名古屋駅改札口(愛知県名古屋市中村区)
日付ー2009年5月26日
ソースーJKT-cが 撮影。
著者ーJKT-cさん