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このブログでは私自身の旅行記(長期連休が終わると投稿します)や関東甲信越地方の鉄道機関、空想都市についての記事をアップしてます。

【家で鉄道妄想旅行#21】全線走破に7時間飯田線の旅① 豊橋駅→飯田駅

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こんにちは。ここは豊橋駅です。35分前に名鉄特急で到着しましたが、すぐに先を行きます。今から乗るのは10時42分発の普通・岡谷行です。

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目次

 

飯田線普通列車

飯田線は愛知県豊橋市から長野県辰野町に至る路線です。

路線距離自体は200㎞とそれほど長くはないのですが、普通列車は停車する駅があまりに多いのです。

そのため200㎞を超える行路にもかかわらず、全線を抜けるのに7時間近い所要時間がかかります。

 

使用車両

使用車両はJR東海の在来線で、今や最大勢力となった313系、特急用の373系、213系、JR東日本保有する211系があります。ローカル線で収益性が見込めるわけではありませんが、東海道線同様の車両が投入済みです。

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豊橋を出発~名鉄との供用区間

豊橋を出発。豊橋からしばらくは、名鉄との供用区間を走ります。前記事ではそれほどこれについて着目していませんでしたので、ここで解説します。

前の記事

kiyucom.hatenablog.com

 

名鉄とJR飯田線はもちろん、別会社が運営してるのですが、なぜか共用区間になっています。初めに豊橋駅に線路が伸びていたのは飯田線でした。しかし名鉄の前身である名古屋電気鉄道が豊橋延伸の際、当時飯田線を管理してた豊川鉄道と線路共用する協定が結ばれたため、今に続いてるのです。しかし不思議なことが一つあります。

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この協定が作られたのは1927年です。

当時は市街地の発展も乏しかったことから、線路を横に作ることはできなかったのかが気になります。

平井信号場を通過すると、共用区間を外れ純粋な飯田線の線路となります。

 

愛知県区間

ローカル線扱いではあるものの、愛知県内は沿線人口が多いので、本数もそれなりに確保されています。

 

複線

特に豊橋―豊川間は線路も複線で、この区間だけを折り返しで運行する電車も沢山あります。

豊川駅の西側には豊川稲荷があるため、正月には初詣用の臨時列車も設定されます。

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豊川と並走

豊川駅の名前が言うように、豊川という川も存在します。しばらくこの川に沿って走っていくことになります。川とは逆の進行方向左側には、新東名高速道路が近づいてきました。

東名高速は半世紀前に開業した東名高速とは違い、トンネルを使い山中を通っています。そのため海から離れたこの区間で見ることができます。

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列車は新城駅に到着。新城を過ぎると、新東名高速と二度交差します。

勾配を距離を稼ぎながら登ってるため、このような線形になっているのでしょう。

 

市街地を過ぎ山の中に

新城の次に大きい駅として本長篠駅があります。愛知県はここからも続きますが、左からも右からも険しい山が近づいてきました。

道中には湯谷温泉があります。湯谷温泉は大変歴史が古く、開湯は1300年前までさかのぼるとされてます。

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三遠南信

ここから飯田までは三遠南信自動車道と比較的似たようなエリアを走行します。

三遠南信道は長野県南部・最大の都市である飯田市から静岡県浜松市まで通る高規格道路です。この区間は山岳地帯である上に、地盤も大変弱いため距離は100㎞しかありませんが、開業した1994年から25年がたった今でも、全線開業していません。

この道路が開業したら飯田線沿線の交通事情も大きく様変わりするのではないでしょうか。

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秘境駅密集地帯

これが要因となり飯田線が人気を博しているとい言っても、良いぐらいなのですが、飯田線は路線内に大変秘境駅が多いです。

秘境駅というのは谷の底や山中にある関係で電車以外の交通機関で到達することが困難な駅の事を指します。この区間は実際山が険しいところを通るため、そういった駅が点在しているのです。

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秘境駅は全国あちこちにあるのですが、飯田線は本数が多い(秘境路線ではまし)方なので、手始めに飯田線秘境駅を訪れるのもおすすめです。

ちなみにシーズンによっては「飯田線秘境駅号」と呼ばれる秘境駅巡りに特化した急行列車も運行されます。

 

静岡県区間

飯田線にはわずかながら、静岡県を走行します。

真ん中にある中部天竜駅のお隣には佐久間ダムでおなじみ・佐久間駅があります。

驚くことにここは浜松市の土地なんです。浜松市は南北に長いんですね。

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三県がまたがる駅

しかし静岡県区間は狭いもので、すぐに県境近くにある小和田駅に到着です。

小和田駅静岡県と長野県の他に愛知県の境もある三角地帯です。

それは天竜川にあるようです。

 

長野県最南部

小和田を出ると次の停車駅は中井侍。ここからは長野県です。

天龍村は長野県最南部の自治体のなっています。

天龍村の一番大きい駅は平岡で、駅前には龍泉閣という温泉があります。

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その後も阿南町泰阜村と続きます。

長野県南部は大変小さい村が多いです。県内には77市町村ありますが、私も全部言うことは出来ません。

 

飯田市内へ

天竜峡駅に到着。さっきは天龍村でしたが、今回は天竜峡です。

駅の近くには中央道から分岐した天竜峡インターが存在します。この区間は工事が滞っている三遠南信道でも早期に開業しました。

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車窓にも広い道路や住宅地の光景が見えてきました。

左に大きなカーブを切りながらまもなく飯田駅に進入します。

 

飯田に到着

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飯田市は長野県南部最大の都市で、市街地中心部は飯田線の線路がカーブを描いてるその中にあります。何言ってるかわからないと思うので地図貼っておきます()

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最近は(とはいえここ何十年)郊外に中央道が開業したことから、イオンやアピアといった大型施設もオープンしてます。

飯田では降りないので、この先も長野県区間をお楽しみに。

険しい山の中もいいですが、ここからはトンネルが一切ない長野県南部の景色が待っています。

 

画像出典

豊橋駅

豊橋駅に位置して、豊橋市、愛知県、日本
日付ー2011年7月23日
ソースー自身の仕事
著者ーロンブロソさん

 

373系

東海旅客鉄道373系特急伊那路中部天竜駅で撮影
日付ー2008年8月15日
ソースー自身の仕事
著者ーRSAさん

 

東名高速 

E1A新東名高速道路宍原高架橋と芝川高架橋(富士川トンネル方向を望む)
日付ー2019年10月5日13:13:14
ソースー自身の仕事
著者ー岡21000さん

 

湯谷温泉の遠望。
Loc:愛知県新城市
ja:湯谷温泉(愛知県)の遠景。
撮影場所愛知県新城市
日付ー2008年12月1日
ソースー写真を撮りました。
著者ーカムイさん

 

西の喬木村側出口から望む伊那山地を貫通する三遠南信自動車道の矢筈トンネル
日付ー2014年7月26日、14:42:45
ソースー自身の仕事
著者ーアルプスダケさん

 

小幌駅
出典ー投稿者(利用者:ゆりのき橋)が撮影
作成日時ー2009年8月21日
作者ー{{{Author}}}
著作権・使用制限
使用の際は出典を示すこと

 

佐久間ダム
Deutsch: de:Sakuma-Talsperre
日付ー2010年3月17日
ソースー自身の仕事
著者ー写真:コーレン(トーク)、IXY 10Sコンパクトデジタルカメラ

 

飯田駅
日付ー2016年3月20日
ソースー自身の仕事
著者ー写真:コーレン(トーク

 

サムネ313系

JR東海東海道本線名古屋-メキシコシティ島を走行する新快速313系5000番台(Y101編成)
日付ー2020年4月26日
ソースー自身の仕事
著者ー日根野さん