Kiyublog

このブログでは私自身の旅行記(長期連休が終わると投稿します)や関東甲信越地方の鉄道機関、空想都市についての記事をアップしてます。

2019-12/26 長野電鉄で行く途中下車の旅

地方私鉄で初の、立体交差化事業を行った長野電鉄長野市内を見ていきます。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今日は12月30日に投稿した「途中下車の旅」続きからお送りします。

 

 

8時53分に長野駅につきました。これから長野電鉄に乗車します。


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長野駅の3番線ホームは、北長野方面まで続いてはいるものの3番線の北長野よりは車止めを挟んで、4番線となっています。4番線には北しなの線や写真に写ってる飯山線が停車しますので、小諸や松本方面から同じホームで乗り換えが可能です。ホームに一つずつ蕎麦屋もあるので立ち寄るのもいいかもしれません。かつては特急あさま号が停車した長いホームを活用して行った乗り換え例です。第三セクターに移管され境界駅ではありませんが、富山県の朝日町にある泊駅も特急はくたか号が停車していた長いホームで富山方面と直江津方面の電車は同一のホームで乗り換えできます。


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長野駅善光寺門前町にふさわしい仏閣型の駅舎があり賑わっていました。それから長野新幹線開業(1997年)時に一般的な橋上駅舎に、2015年の新幹線金沢延伸開業のときに現在のように大庇と列柱が特徴的な駅舎になりました。この形になった経緯を説明すると1997年まで仏閣型だった駅舎がなくなったあと、仏閣型駅舎の復元を求める声が高くなり、市民で結成された会が誕生しました。長野市JR東日本も協議のすえ、門前町、県庁所在地にふさわしい県内の木材をふんだんに使った駅舎になりました。

 

私は都会にあるような大きな駅のデザインや構内も好きですが、この長野県で大規模な駅ビルや近隣のビルと連絡通路でつながった駅が開業するのはほぼ初めてに近かったようなものですから、興奮したし行くたびに楽しみにしてました。

 

長野電鉄

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f:id:kiyucom:20200112105649j:image長野電鉄長野駅の改札口は、東急百貨店が近くにある、長野大通りの地下一階にあります。長野電鉄は日本の地方私鉄としては珍しく、長野駅から3駅先の善光寺下駅までは地下を走行します。これはもともと長野電鉄長野市の地下鉄という位置づけで建設されたわけではなく、連続立体交差事業によるものです。


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今は地下区間となっている同区間も昔はもちろん地上区間でした。しかし、道路に踏切が発生するような形で走ってた同路線の影響で市内は大変な渋滞になりました。そこで、「連続立体交差事業」が開始。踏切を撤去し、交通渋滞を解消する工事が始まりました。「連続立体交差事業」は地上にある線路を地下又は高架のどちらかに付け替えますが、この際は高架線よりずっと高い、地下を選びました。これには地下を選んで空きが発生する地上の線路部分に道路を新たに敷いて、今まで片側1車線だった長野大通りを4車線化しようと言う計画をしたかったからです。

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善光寺下駅から撮影した長野大通りの様子です。長電地下化によって生み出された道路はどの部分か分かりませんが、1980年以前はここを電車が通っていたのでしょう。


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長電の最長編成は4両。長野駅から善光寺下駅までホームの長さは80mから85mぐらいだと思います。4両で運行してる仙台市地下鉄南北線もホームの距離を見れば将来を見据え6両分は確保してありますし、東京都内だと総武快速横須賀線の新橋から馬喰町までは15両分もありますから可愛らしい存在に見えます。

f:id:kiyucom:20200113145813j:image市役所前駅停車中に撮影したものです。当駅はA特急通過駅ですから、上り下り線の真ん中の柱には特急通過時の注意を促す文章が書かれてます。特急といっても単線区間で待避設備が上手に整ってるわけでも、ホームドアがあるわけでもありませんから、通過時の速度は目視ですがせいぜい70~80kmぐらいだと思います。


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善光寺下駅に到着。先ほどから、長電長野線の地下化は1980年とお伝えしてましたが、地下駅の汚れ具合を見てると、もっと前に地下化してそうだなと思ってしまいます。地下ですから、土や湧水の関係でこのようになるのは仕方のないことなんでしょうか。よく分かりませんが。今日はこの辺にしたいと思います。次回は善光寺へ向かいます。