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このブログでは私自身の旅行記(長期連休が終わると投稿します)や関東甲信越地方の鉄道機関、空想都市についての記事をアップしてます。

【東京の地下鉄路線完乗へ】2019年9月23日 北戸田駅→池袋駅 千代田線を中心に紹介

これで「完全乗車の旅」は終わり?そんなことはありません。実は、9月16日~18日に東京に行ったあと、いとこの運動会を見に9月22日に埼玉入りし本当は日帰りの予定でしたが、泊まっていくよう言われたので23日は時間を作ることができました。今回の開始地点は北戸田駅です。この駅は、近くにある外環道と交差する都合でホームは3階にあります。

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今回は千代田線を重点において解説します。千代田線以外の路線は写真や軽い説明で触れようと思います。

北戸田駅赤羽駅西日暮里駅

 

西日暮里駅に到着です。もちろんここからは今回の主人公である東京メトロ千代田線に乗車。西日暮里からはまず北綾瀬方面に向かいます。西日暮里を出ると、町屋で都電荒川線の下を潜り京成線と少しばかし並走して隅田川の地下を通り北千住駅に到着。北千住を出ると数百mで地上に上がり荒川を渡ります。荒川を通過する鉄道路線は2001年に開業した埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)以外、橋を渡っています。北千住ー綾瀬間の距離は2.5km。地下鉄の中ではもちろん長いですが、駅間距離一位は、東西線南砂町ー西葛西間の2.6km。僅かに短いのです。

この区間は、1969年に一番最初に開業した区間です。去年、開業から50年。千代田線も東京メトロの中ではずいぶんと長い歴史があります。長い歴史の中でたくさんの人の記憶に残ってそうなものと言えば、「迷惑乗り入れ」でしょう。「迷惑乗り入れ」が起こったのは千代田線が常磐線との直通運転を開始したときの話です。千代田線は国鉄時代のいわゆる「通勤五方面作戦」のときに輸送力増強のため北千住ー取手間で複々線化が行われました。これによって上野からやってきた電車は日暮里・三河島・南千住・北千住・松戸・柏・我孫子・天王台・取手の限られた駅のみ停車して通過する駅にな千代田線から直通でやってきた電車しか停車しないということです。これに沿線住民は何を怒ったのかお分かりいただけると思います。「これじゃ上野や都心に一本で行けない」、「北千住の千代田線ホームは地下だよね?」などなど。さらに常磐線は中央線御茶ノ水駅のように同じホームで緩急接続(各駅停車と快速電車の接続)ができる駅が無いので乗り換えも不便でしょう。その中で国鉄営団は反対を押し切って開業をしました。

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綾瀬駅。奥の2線路が常磐急行線です。

綾瀬駅から北綾瀬駅への支線に乗り換えるためには、綾瀬駅の千代田線ホームから少し歩きます。0番線からの発車。


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綾瀬駅から北綾瀬駅への支線は北千住ー大手町間で先行開業した10年後の1979年に北綾瀬駅の北にある車庫までの線路を旅客化して開業しました。博多ー博多南間の旅客営業のような状態でしょう。支線という扱いながらメトロや営団は一括で千代田線と案内。本線との直通はせず長いあいだ綾瀬ー北綾瀬間の1駅の間を3両のワンマン電車が行ったり来たりするだけでしたが、2013年にメトロは北綾瀬駅の10両化工事を開始して、2019年3月16日より支線への10両編成乗り入れが始まりました。

f:id:kiyucom:20200201233213j:image 電光掲示板のこのような状態。

北綾瀬駅に到着。特に用もないので乗ってきた電車ですぐ折り返します。


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去年まで運行形態は分断されてましたが、駅名ナンバリングは本線と引き継いで数字が増えます。


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次は北千住でおります。次は、日比谷線の未乗区間を通るべく上野まで向かいます。千代田線と日比谷線がそれぞれ乗り換えできる駅は北から北千住・霞ヶ関と二つありますが、これは千代田線が日比谷線のバイパス路線として建設されたためです。半蔵門線・千代田線・有楽町線はもっとも開業が古い銀座線・日比谷線丸ノ内線のバイパス路線として国会で答弁が行われ開業したのです。そのため始発から終点までの通過するエリアは似たところが多いと思います。

上野から再び山手線で西日暮里へ。西日暮里から霞ヶ関まで乗車。


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根津・千駄木・西日暮里・町屋駅は上下線のホーム階が違う二層構造になっています。この区間不忍池の西側を走り公園の環境破壊や用地取得に苦労した結果、用地買収が容易で環境への影響も抑えられると考えられこのような構造が採られたのでしょう。二層構造ではありませんが、新御茶ノ水駅も相当労力がかかった工事現場となりました。傾斜が急な地形にあるこの駅は大手町方面と湯島方面の入口から地下に潜る場合、地形の関係から地表とホーム間の高さが大幅に異なるのでJR御茶ノ水駅から一番近い入口の改札からホームを結ぶエスカレーターは41mと地下鉄で最も深く開業当初は「東洋一のエスカレーター」などととも呼ばれたそうです。 


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やってきたのは小田急電鉄4000系です。常磐線乗り入れを考慮してJR東日本E233系と基本は同じ設計となっています。

霞ヶ関駅に到着。


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乗り入れる丸ノ内線日比谷線・千代田線全てコの字で交差しており乗り換えの動線も比較的簡単です。日比谷線丸ノ内線の乗り換えは銀座より霞ヶ関が楽かもしれません。


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中目黒に到着。ここで一旦改札を出て東横線の渋谷までの切符を購入。これで、渋谷からもそのまま同じ電車に乗れます。


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明治神宮前駅からは残った千代田線の未乗車区間である代々木上原まで。

代々木上原からは小田急快速急行にて新宿駅へ。


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あ、2番線ホームにロマンスカーEXEが停まっていました。

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新宿駅での大江戸線への乗り換えは非常に不便です。個人的に大江戸線とJR線の乗り換え駅は不便な場所が多いと感じます。まだ良心的なのは東中野や代々木で、新宿や飯田橋、領国に至っては連絡距離が400m以上、地上での乗り換えを強いられます。


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新宿駅大江戸線ホームは非常に暑いです。少しの待ち時間ですが、夏は熱中症に注意しましょう。


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練馬に到着。ここから西武有楽町線を介して、池袋駅に向かいます。池袋からは湘南新宿ラインで大宮、高崎を通過するはくたか号で上田に帰りました。最後までご覧いただきありがとうございました。