こんにちは。私が鉄道ファンであることはすでに公言しているうえ、活動内容から見ても分かると思いますが、その中でも特に昔から熱中してやってきたことがあります。
それが写真にある時刻表です。
(家に保管されている。しかし保管場所が無くなりつつある。)
皆さんは、鉄道を利用するときどのようにして行程を組みますか?
旅行会社、みどりの窓口、乗換案内?
私のように時刻表を活用してる人は少数派な気がしますが、時刻表も本屋に行けば売ってるので是非興味があれば買ってみてください。
今回から「趣味の中で本業」ぐらいの位置に立っている時刻表や乗換案内を使った記事を出していこうと思います。(他のこともやる)
第一弾として、小田急新宿駅のパターンダイヤを解いていこうと思います。
目次
パターンダイヤとは?
時刻表を使った記事を読むのに当たり、知っておいた方がいい単語を説明します。
パターンダイヤとは、列車が出発する間隔や同一種別の列車が出発する回数や順序がパターン化されてるダイヤのことです。
例えばA線のB駅に、各駅停車・快速・急行・特急が停車するとします。
B駅を、特急は毎時3分、急行は毎時6分、快速は毎時18分、各駅停車は毎時27分に出発します。
この出発時刻と発車順序が1時間以内に連続して行われることでパターンダイヤは成立します。
小田急の新宿駅
新宿駅は、1FとB1Fにホームを設ける二層構造になっています。つまり、2フロア分重なった位置にホームがあるということです。
1Fは、急行・快速急行・ロマンスカーが発車する1番線から6番線があり、
B1Fは、各駅停車が発着する7番線から10番線があります。
1980年代に大規模な工事を行ったおかげで私鉄のターミナル駅としては、比較的余裕のある構造だと思います。
小田急の種別
新宿駅発着の各駅停車・急行・快速急行・特急・通勤急行(平日の朝のみ)
これは途中の代々木上原から千代田線に入るため新宿にはやってきません。
路線図
路線図としてはこんな感じです。
黒線は小田急小田原線。
代々木上原から右に伸びる緑線は直通先の、東京メトロ千代田線です。
新百合ヶ丘ー唐木田間の水色線は、小田急多摩線。多摩地区の住宅街を走ります。
多摩線・江ノ島線もほとんどの列車は、小田原線に直通しています。
代々木上原ー登戸間の複々線は、輸送力増強のために、上り線下り線2本ずつ(計4本)の線路があることです。種別ごとに線路を分離することで、増発や混雑緩和を図っています。
今回は千代田線直通の通勤準急と運行本数が少ない通勤急行以外の各駅停車・急行・快速急行・特急の時刻を見ていきます。
※10時から17時までの種別ごとの発車時刻は基本的に同じですが、1,2分発車時刻が違う場合があります。目安としてお考えください。
各駅停車
5分 16分 26分 35分 46分 55分
各駅停車は日中このような、時刻で新宿を出発しています。
10時 6本全て本厚木行
11時 5分は伊勢原行 16分,26分,35分,46分は本厚木行 55分→伊勢原行
12時 6本全て本厚木行
13時 6本全て本厚木行
14時 6本全て本厚木行
15時 6分,26分,35分,46分→本厚木行 16分,55分→秦野行
16時 6分,16分,26分,46分→本厚木行 35分,55分→伊勢原行
17時 6分,26分,46分,55分→本厚木行 15分→伊勢原行 35分→向ヶ丘遊園行
行き先の駅を紹介
日中の各駅停車の行先として、本厚木・伊勢原・秦野・向ヶ丘遊園がありました。この4駅について説明します。
向ヶ丘遊園は各駅停車の他に準急の発着駅でもあります。
本厚木・伊勢原・秦野は一部のロマンスカーとその他全部の列車が停車します。
秦野に関しては、2004年の停車本数増加後に利用も増えていきました。
急行
3分 13分 23分 33分 43分 53分
10時〜13時 3分,23分,43分→唐木田行 13分,33分,53分→新松田行
14時 3分→新松田行 13分,33分,53分→唐木田行 23分,43分→小田原行
15時,16時 3分,23分,43分→小田原行 13分,33分,53分→唐木田行
17時 3分,23分,53分→小田原行 13分→唐木田行 33分→本厚木行 43分→藤沢行
行き先の駅を紹介
ここで初めて新宿発小田原行の列車が登場しました。
実は各駅停車にも、新宿ー小田原間の列車が数年前まであったのですが、効率化のためか廃止されてしまいました。
皆さん、小田原はどんなところかご存知だと思います。東海道新幹線の駅や、箱根への玄関口でもある都市です。
そこで新松田と唐木田について解説します。
新松田駅は、さっきの秦野駅から小田原方面に2駅行ったところにあります。
実はロマンスカーって、箱根だけではなく御殿場方面に向かうものもあるんですが、御殿場行きのロマンスカー「ふじさん号」は新松田駅付近の渡り線で、御殿場線に入線します。新松田駅も快速急行や急行が停車する大きな駅です。
唐木田駅は、小田原線にありません。冒頭で出た小田急多摩線の終点です。
唐木田行きの急行は、新百合ヶ丘で分岐して多摩線内を各駅に停車して、唐木田に到着します。将来は橋本方面に延伸計画も。
快速急行
1分 11分 21分 31分 41分 51分
10時~16時 1分,21分,41分→小田原行 11分,31分,51分→藤沢行
17時 1分,21分,41分,51分→小田原行 11分,31分→藤沢行
行き先の駅紹介
各駅停車や急行よりも、行き先パターンは比較的シンプルです。
快速急行は必ずX+1分の時間に出発します。なぜかというと、0分や20分,40分の出発が多いロマンスカーを追ってるからです。
小田原はさっきも触れましたが、今度は藤沢が登場しました。藤沢は、小田急江ノ島線の途中駅です。
町田より一個先の相模大野から分岐して南下。中央林間や大和市を経由して藤沢に到着します。
ロマンスカーは、藤沢から先の片瀬江ノ島まで行ったりしますが、線路の構造上から本数は少ないです。
さいごに
いかがでしたか。コロナで外に出られないなか、このような記事やYouTube、時刻表を使って妄想旅行を楽しんでいただけたら幸いです。
妄想旅行の他にも、アフターコロナ コロナ終息後にどこに行くかを予め計画するきっかけや情報に役立てば嬉しいです。
時刻表は読み方さえわかれば、ハマる人もいるのでぜひ買ってみてください。ありがとうございました。