Kiyublog

このブログでは私自身の旅行記(長期連休が終わると投稿します)や関東甲信越地方の鉄道機関、空想都市についての記事をアップしてます。

【家で鉄道妄想旅行#12】気動車特急としては走行距離が2番目に長いおき号に乗車 鳥取駅→松江駅

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こんにちは。今日は前回の続き、鳥取駅からスタートです。先日読者の方から教えていただいたのですが、鳥取県は日本一市が少ない県だそうです。(4つ)

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そもそも鳥取市の人口が県庁所在地として4番目に少ないのも要因の一つでしょう。

あたかも鳥取に魅力がないかのような言い方ですが、鳥取砂丘松葉ガニなどいいところももちろんたくさんあります。

 

目次

 

この記事の乗車区間

この記事では鳥取から新山口行の特急スーパーおき号にて、松江駅まで行きます。この日の行程は松江で終了ではありません。

 

キハ187系とはどんな車両なのか?

再び鳥取駅の高架ホームに上がり、1番線で待機。発車の少し前に接近放送と共にディーゼル音を響かせながら、キハ187系が入線しました。

キハ187系は前に山陰本線を走っていたキハ181系の置き換えと発達した高速バス網に対抗するために2001年に投入されました。

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山陰本線の高速化

山陰本線は全線を通して急カーブや急こう配が多い路線です。こういった路線には振り子装置を搭載した特急を入れて高速化を図るのが一般的です。しかし気動車にこういった装置を投入することは長い間不可能とされ来ました。しかし平成初期に四国2000系特急によって気動車の振り子機構の取り付けは解決。14年後にデビューしたキハ187も同様の装置が取り付けられました。

 

鳥取駅を出発

13時6分に定刻通り出発。加速力も気動車特急にしては速い部類に入るのではないでしょうか。

松江まで途中の停車駅は鳥取大学前・倉吉・米子・安来です。

おき号は停車駅が多いことで知られていますが、それはもっと西での話というところでしょうか。この区間はスムーズに飛ばしていきます。

 

ローカル色が残る山陰本線

山陰本線はかなり特色ある路線だと思います。路線名に「本線」が付く幹線にも関わらず、電気が通ってない非電化区間や単線などがたくさんあるからです。

このようなことから鉄道ファンや旅行客からも風光明媚なローカル線として人気を集めています。

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山陰の二大都市を結ぶ鉄路

ローカル色が強いにせよ、少なくとも鳥取県から松江県の区間はこの言葉が合わないでしょう。この区間国鉄から後回しにされいた高速化や電化をそれでもいち早く実施したからです。

 

鳥取市松江市は二つ合わせても40万人に満たないなど沿線人口はそれほど多くありませんが、特急や快速、普通の三種別を単線の線路容量に少し限界が見えてるぐらい、大変にぎわっています。

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(快速とっとりライナー)

 

山陰本線で景色が良く見えるのは間違いなくここ

さっきカーブや坂が多いといいましたが、この区間は違います。高速化事業後に大部分の区間がなだらかな海辺を走行するようになったため、夏には晴れた海、冬には荒波が押し寄せる海を結構長い間、楽しむことができます。

 

列車は倉吉に到着。昨日の記事にあったスーパーはくと号の一部の列車はここ倉吉発着となっています。

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伯備線と合流

米子の手前には出雲富士としても知られてる中国地方最高峰の山・大山が見えます。

東日本にお住まいの方ならサントリーが発売する南アルプスの天然水をご存じだと思います。一方の西日本や東海では、ここ大山から採水してる「奥大山の天然水」が発売されてます。

 

列車は米子市に入りました。伯耆大山駅からは岡山県倉敷市からやってきたJR伯備線と合流します。

当駅からはしばらくの間複線及び電化区間となります。

岡山からやってきた伯備線はほとんどが電車での運行だからです。

 

島根県

米子に到着。米子市は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるさんの出身地でもあります。

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米子を出ると次は島根県に入ります。「川やトンネルを抜けると他の県」という場合が多いですが、米子市街地に突如現れるのが島根県境です。鉄道からも境を超える瞬間を判断するのは難しいです。

 

ただしすぐに、安来駅に停車するので遅くても、「ここからは島根県だなー」と気づくでしょう。

 

島根駅へラストスパート

安来を過ぎると島根まであともう一歩。

開けたところに田畑や住宅地が見えてきたと思いきや、車内チャイムが鳴ります。

「間もなく松江、松江です。」

 

松江に到着

松江駅鳥取駅と同じ高架に2面4線のホームです。

ただし電車も乗り入れるため架線が張り巡らされています。

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松江市はかなり面白いところにあります。

松江市中心部の西側には宍道湖があります。

宍道湖から鳥取県境にある汽水湖・中湖へと流れる大橋川が松江市の真ん中を走っているので、松江は川と湖に面した都市です。「川と海」ならたくさんありますが、「川と湖」はそう多くないでしょう。

 

 

次回

次回は岡山行の特急やくも号で山陽地方まで行きます。

岡山から先も新幹線で東京まで直行することはせず、紀伊半島や関西など遠回りしながら、帰りたいと思います。

お楽しみに。

 

画像

鳥取

鳥取駅北口、鳥取県鳥取市
日付ー2006年7月27日
ソースー自身の仕事
著者ー663ハイランドさん

 

キハ187系

JR西日本キハ187系気動車特急スーパーいなば山陽本線(瀬戸-万富)
日付ー2009年2月18日
ソースーMitsuki-2368(トーク)が撮影
著者ーみつき-2368さん

 

デンマークの単線区間

Tomasz Sienickiさん

 

キハ126系

JR West
Series 126 Diesel Multiple Unit。
山陰本線米子駅安来駅の間。
日付ー2005-08-14(JST
ソースー自身の仕事
著者ーTaitaFkmさん

 

米子駅鳥取県倉吉市
日付ー2008年7月21日
ソースー自身の仕事
著者ー663ハイランドさん

 

松江駅
日付
2011年7月30日
ソースー自身の仕事
著者ーRSAさん

 

サムネ

松江市の全景

松江市街地
日付ー2013年12月28日15:02:06
ソースー自身の仕事
著者ーMtiさん