こんにちは。この記事を持ちまして、妄想旅行シリーズの記事数が20を超えました。
いつも読んでいただきありがとうございます。
引き続き、東京到着までとその後もよろしくお願いします。
今回は名鉄に乗車します。妄想旅行なので沿線のこと紹介した方がいい気もしますが、名鉄には沿線の紹介に匹敵するほど面白いネタが溢れかえっているので、今日はそれを記事にしたいと思います。
(コロナ終わったらたぶん名古屋に行くので、その時にも)
目次
名古屋鉄道の概要
まずは名鉄という会社について説明します。正式名称は「名古屋鉄道」で、名古屋を中心とした東海地方の企業です。
本業はもちろん鉄道。その他にもバスや、飲食業・レジャー・ホテル業にも携わっています。
東海地方の広範囲に及ぶ鉄道路線距離は400㎞を超えてます。私鉄の各社では3位の路線長です。
路線・駅
岐阜ー名古屋―豊橋を経由する名古屋本線を筆頭に、中部国際空港に乗り入れる常滑線・空港線、その他岐阜県内や知多半島沿いを走る路線まで多彩な性格を持った路線を管理しています。
競合路線
JR東海と名鉄は国鉄であった時から、長い間競合をしてきました。
特に岐阜ー名古屋―豊橋は名古屋本線と東海道線がぴったり走っているうえ、沿線人口も多いので、両社は線路改良や新車両を作りしのぎを削ってきました。
今は「速度のJR東海」と「地域輸送の名鉄」のように需要が二つに分かれました。(名鉄は停車駅が増えた)
会社側が何を思っているのか分かりませんが、個人的にはお互い乗客が分かれたのでまあよかったのかなーって気がします。
【ここから本題】名鉄のダイヤは何が複雑なのか?
「名鉄 カオス」などと、YouTubeで検索すれば分かるのですが、名鉄は初心者泣かせだー、こんなの地元民しか分からないよというようなコメントが見受けられます。
つまり旅行や出張でやってきた人たちは迷うよね?ってことです。
複雑な理由はスタンダードに反した列車運行がたくさんあるからです。(名鉄が悪いことをしてるわけじゃありません)
では見ていきましょう。
複雑ダイヤ① 種別変更
列車が目的地に着くまでに種別を変えることです。名古屋本線ならば、岐阜から名古屋までは「特急」として走ったけれど、名古屋から豊橋までは「急行」に変えるなんてことです。種別を変えるのが2回なんてのはまだ序の口で、3回や4回行う列車もあるようです。
急行が停車するから乗ったけど、特急に変わって通過してしまったなんてことが無いように。
複雑ダイヤ② 特別停車
その種別は通過する駅に特別に停車することです。(一日何百回もあるんだから特別じゃないだろ)
これは首都圏で例えますが、東京・新橋・品川・川崎・横浜・戸塚・大船と停車する東海道線の普通に、プラスして有楽町や蒲田にも停車させたということです。
名鉄の場合、あまりにも特別停車する駅が多すぎて「特急なのに急行ぐらい遅い」といったこともあるようです。
複雑ダイヤ③ 特別通過
逆にこの種別だったら停車するはずの駅を通過します。
名鉄では昔は一定数この制度が存在したのですが、今は名古屋本線の朝しか起こらないようです。それがこちらです。朝は特急停車駅である笠松と新木曽川を交互に停車させます。笠松に停車する特急は新木曽川を通過し、笠松を通過する特急は新木曽川に停車する。こんな具合です。
複雑ダイヤ④ 締め切り
出版社ですか?これも邪道を使って潜り抜けr((((
締切は駅に到着した際、電車の全てのドアを開けないことです。
開けないよりは開けたくても開けられないのです。
名鉄には昔からある短いホームしかない駅があります。そういうところに長い両数で来てもホームに入りません。そこで後ろの何両かのドアを開けないことで、解決しています。
複雑ダイヤ⑤ 増解結
途中で列車を連結したり切り離したりすることです。これは全国あちこちで行われていますが、一応紹介します。増解結は需要に応じて、定員を減らしたり増やしたりできる良い技ですが、名鉄はこの一連のが大変速いです。
列車が駅に到着→もう片方が到着→両者が近づく→繋ぐ
これをやるのにはだいたい5分ほどはかかるのですが、名鉄はこれを1分や2分で終わらせることが多いようです。このようなスピーディーな連結作業は首都圏の京浜急行でも見ることができます。
複雑ダイヤまとめ
このようなものが代表例です。なんか難しいように感じますが、駅や電車の案内を聞けば問題ないでしょうから、焦らずに。駅員さんにも聞いてみましょう。
乗車列車
先頭車両は名鉄おなじみ、パノラマスーパーになっているため景色を展望することができます。
さっき東海道線と並走してると言いましたが、全線にわたってその状況が続いてるのではありません。豊橋から岡崎などは東海道と一緒に山沿いを通ります。東海道線は海沿いです。
豊橋の手前からは飯田線と「同じ線路」を走ります。つまり他の鉄道会社と同じ線路を通っているのです。これにも面白い歴史が隠されています。
豊橋に到着
豊橋に到着。ここからは飯田線にて長野県内に向かいます。お楽しみに。
前回記事→【家で鉄道妄想旅行#19】近鉄とJRは競合しているのか? 松阪駅→名古屋駅 - Kiyublog
画像出典
名古屋鉄道名古屋本線名鉄名古屋駅中央改札口(入口専用)
日付ー2018年6月24日15:06:50
ソースー自身の仕事
著者ーButuCCさん
名古屋鉄道路線図
日付ー2013年12月30日、09:16:49
ソースー自身の仕事
著者ーButuCCさん
常滑駅の名鉄2000シリーズEMU。
日付ー2008年12月29日
ソースー自身の仕事
著者ーテネンガスさん