こんにちは。ここは本厚木駅です。昨日は小田原からここまでの記事を出しました。
前回の記事(ロマンスカーなどの詳しい説明はこちらに書いています)
きょうは本厚木から進み、町田まで行きます。
今日乗車するロマンスカー
本記事で紹介するのは小田急60000形電車です。愛称はMSEとなっています。
これは‘‘Multi Super Express‘‘の略称です。
60000形は2008年に小田急が投入した車両です。流線型の顔と食パンのように平らな、二種類の車両顔面があります。そのため6両編成と切り離して4両編成でも運行が可能です。
(流線型)
(貫通型)
MSEが初めて成し遂げたこととは
前回の記事でも少しだけ言いましたが、この車両は初めて「地下鉄に直通する特急列車」を実現しました。
地下鉄というのは普段から小田急と乗り入れを行っている、東京メトロ千代田線です。
新宿発着のものもありますが、千代田線管内→箱根・小田急線の運行を担当することが多いようです。
つまり何気なく千代田線の駅で電車を待っていたら青色のロマンスカーが通過する光景を目の当たりにするかもしれません。
JR東海とも直通?
千代田線とも直通していますが、実はJR東海の路線にも入って御殿場まで行くものもあります。箱根に行く特急には「はこね号」という列車名が与えられますが、御殿場行の場合、「ふじさん号」です。
小田急とJR東海って線路繋がってたっけ?これを知ってる人は少ないでしょう。
神奈川県松田町の地図です。よく見てみてください。ここ、線がありますね?
これを使って行き来してるんですね。
MSEも通勤特急としての狙いが・・?
昨日乗ったEXEは通勤特急としても使われてるとありましたね。このMSEも通勤ロマンスカーとして走っています。
EXEは小田急線や箱根までしか行くことができません。しかしこれは千代田線まで入れますね。となると、小田急だけではたどり着けない大手町や霞が関などの都心側にもアクセスが可能になります。
JRも小田原や藤沢からライナーを運行していますが、両社が競合関係にあるのかは不明です。
座席が固い?
通勤に使われる車両ならふかふかのゆったりした座席に座りたいですよね。
昨日のEXEの座席は本当に柔らかくて何時間でも座ってられます。
今年の正月にMSEに乗ったのでレビューを書きますが、MSEの座席は固いです。
この車両のことをYouTubeで検索すれば分かるのですが、座席が固いことで揶揄されてるんですね。
写真にあるのはVSEとGSEです。この二つはほとんど箱根にしか行かない展望席付きの小田急フラグシップなるものですが、この二つも座席固いんですね。
図に表せば、
柔 固
って感じです。展望席付きのロマンスカーだって長い時間座りたくないのが本音です。
結局MSEのメリットは?
MSEの一番大きなメリットは千代田線直通を実現した通勤ロマンスカーっていうのがメリットだと思います。
欠点ばっかあるように思われますが、EXEではできない千代田線直通を実現させた存在意義は大きいです。
沿線紹介
MSEについて紹介したところで、沿線風景に移ります。
途中の停車駅は町田・成城学園前・表参道・霞ヶ関・大手町・北千住です。
千代田線には行かないので、次の町田で降ります。町田まで13分の行路です。
本厚木から町田間は山が見えたさっきのところに見切りをつけていよいよ都会に入るそんな場所に感じます。
厚木から町田はどうしても距離が短くその分見どころも限られてしまいますが、ここ一帯は小田急が昔開発した「林間都市」の名残が見えます。
林間都市とは
林間都市とは小田急が戦前の会社設立当初に開発した住宅街です。
正確乗車中の小田原線にはなく、藤沢や江の島に向かう江ノ島線の沿線にあります。
しかしこの林間都市も戦争の悪化や小田急の合併に伴い計画が凍結されてしまいました。でも、当時の区画整備の少しは今も変わることなく活用されているのでしょう。
町田駅へ
町田に到着。町田はすぐ横が神奈川県であることから、皮肉なことに神奈川県町田市と呼ばれたりします。東京の端にある分、神奈川とのつながりも濃いのは事実ですが。
本当は次の成城学園前も小田急線の駅なんですが、これだと次のロマンスカーに乗車できないため、20分待つことにしましょう。ありがとうございました。
画像出典
小田急電鉄60000形(小田急ロマンスカーMSE)小田急電鉄大野工場にて撮影
日付ー2007年10月19日
ソースー自身の仕事
著者ーロマンスの恋人さん
小田急電鉄60000形(小田急ロマンスカーMSE)小田急電鉄多摩線五月台駅にて撮影
日付ー2008年1月18日
ソースー自身の仕事
著者ーロマンスの恋人〜commonswiki
【サムネイル】
祖師ヶ谷大蔵駅を通過する小田急60000形電車(MSE)によるあさぎり号。(ホームから撮影)
日付ー2012年4月29日
ソースー自身の仕事
著者ー馬場利紀さん
この写真以外は全て自前です。